和泉元彌 プロレス参戦で会見

ハッスル参戦の和泉元彌「必殺技は“空中元彌チョップ”」
2005年10月12日(水) 22時32分 スポーツナビ



 第3の大物芸能人は能楽界から。12日の各スポーツ紙で「プロレスデビュー」が大きく報じられた狂言師和泉流二十世宗家・和泉元彌が同日夜、都内・羽田空港で緊急記者会見を開き、11月3日に横浜アリーナで開催される「ハッスル・マニア2005」への参戦を正式発表した。

和泉元彌

 プロレスマスコミのみならず芸能マスコミも多数集まった会見で、元彌はまず「『プロレス転向か?』とも言われているが、自分は変わらず、生涯狂言師でございます」と自らの立場を強調。その上で「7月のハッスルを見て、いままでのプロレス・格闘技のイメージと違う、総合エンターテインメントだと肌で感じた。いいものを作り上げようとする姿勢は素晴らしいと思っていたところに『興味はありますか?』と話をいただいた」とオファーを受けるまでの経緯を語った。先代(十九世宗家)・和泉元秀氏の影響もあり、小さいころからプロレス好きだったという元彌も「プロレスは見るもの。リングに上がれる訳がない」と思っていたというが、「ハッスルに関しては違う。腕力だけでなく、表現力や創造力といった“力”も発揮できるリング」と思い、参戦する決意をしたという。
 また、ハッスル参戦のもうひとつの理由として、「いまから1年以上前、偶然飛行機で橋本真也選手と席が隣になった。そのときに『同じ“四角い舞台”で表現するもの同士、一緒に何か作ることができればいいね』と言われた」と、故・橋本真也さんとのエピソードを披露。「橋本選手との約束は果たせなかったが、少しでも彼の思い描いていたリングを作れれば」と、今は亡き“ハッスル・キング”への思いも参戦を後押ししたことを明かした。

 今回のハッスル参戦にあたり秘密特訓を積んでいるという元彌だが、「プロレスのスキルはないに等しい」と告白。さらに、身長170センチ弱、体重63キロでは「肉弾戦は荒唐無稽」とコメントした。だが一方でそのボディは、本人曰く「脱いだらスゴい」筋肉質だといい、「1歳半から狂言で鍛えてきた狂言師の体で何ができるか、精進していきたい」と意気込みを見せた。また現在、「空中元彌チョップ」という必殺技の開発に取り組んでいることを明かし、あこがれのレスラー、ミル・マスカラスばりの空中殺法を予告してみせた。
 元彌といえば、常に取りざたされるのが母・節子さんの存在だが、今回の参戦については「最初は心配していたが、いまは応援してくれている」と了解済みとのこと。「お母さんがセコンドに付いたり、タッグを組むことは?」との質問には「まだオファーを受けていないので、母がリングに上がることは想像できない。タッグ? 想像したくないかもしれない」と否定した。
 また、かつてダブルブッキングによるドタキャン騒動があっただけに、芸能マスコミ陣からは「今回の11月3日にダブルブッキングということは?」との質問も飛んだが、これに対しては「ほかの仕事? ないです」とキッパリ答えた。

 気になる元彌の対戦相手について、会見に同席したハッスルの草間政一GMは「世界的に有名な人。こちらもアッと驚くような人だと思う」とし、近日中の発表を予告した。なお、元彌は今回「スペシャルマッチ」への参戦で、ハッスル軍、高田モンスター軍のいずれにも属さない中立の立場だという。
 会見の最後には草間GMとハッスルポーズを決めてみせた元彌。狂言600年の歴史を背負い、ひとりの“表現者”が“もうひとつの四角い舞台”に上がろうとしている。


エェエェェエエエェェェェエエエエエ…

なに、ママは良いの?
元彌ママはそれで良いの?

もうなにがネタでなにがマジなのか、わかんないですYO… orz