ですてにー

とりあえずぜんぶみた!
ノルマは果たした。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY 1
バンダイビジュアル (2005-02-24)
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でもぶっちゃけ、前のほうが面白かったよ。
前の見た人のために、ムゥさん生きてた良かったとか、そういうのはあるけど。


主人公の扱いがあまりにも哀れでかわいそうだとおじさんは思う!


「ですてにーぷらん」という中二病くさい名前はどうにかしたほうがいいと思います。
ていうか、遺伝子、て、ね。
あまりにもなんと言うか、脚本書いたやつ、ね、って感じ。
人を形成する因子のひとつとはいえるけれど、どう考えても環境もそれに並ぶでしょ。
それを抜いてですてにーぷらんとか言っちゃうデュランダルのおじさんが、あほの子に見えて仕方がない。
そのあたり本書いたもんとして、絶対気がついてるはずなのに、突っ込みどころ満載なのに、それで通しちゃいますかという。



つーか、ロボ戦闘での戦闘能力って、搭乗者の遺伝的優位性よりも機体性能のほうにより多くを依存するみたいです。
だいたい、遺伝的に劣ってる側の陣営が遺伝的に優れてる側と同等か、あるいはそれを上回る機体を開発できているっていうあたりに設定の破綻が見えるよ。
まあこれは前作もだけどね。



あとねー、政治思想が見え隠れ。
別にそれはいいとは思うんだけれど、なんか卑怯に感じちゃう。
テレビって独占されたメディアよね。
デジタル化されても、結局、裏でこそこそやってて帯域明け渡さないという。
そこで、こういうのやっちゃうのはどうなんだろうね。
アニメだからドラマで表現できないところ扱って、それが戦争とかそういうところに行きがちなのはわかるし、そもそもガンダムだから、あんまりつつくわけにも行かないんだけれど。



本書いてる人というか監督というかがとことんアメリカ嫌いなんだなぁって、おもいっっっっっっっっっッきり伝わるよ。
おじさんもアメリカ100%好きなわけじゃないし、嫌いなところもいっぱいあるけれど、でも、テレビアニメーションでこういうのやるのは、なんと言うかフェアじゃない気がする。
ずるい。
気づかないうちにアメリカ的行動を憎むように植えるように仕向けられている気がしてならない。
おっちゃんならともかく、ちっちゃい子とか、気づかないうちに、信じ込んじゃう。



それって、かなりの悪事だと思うんだけど、どうでしょ。
近所のがきんちょあつめて、思いっきり政治色にまみれた紙芝居すんのは問題ないと思うんですよ。
それをテレビで、アニメーションでやるかという。
概念的には通じているけれども、表面上それとはわからないような皮を着せて、アニメの演出効果を加えた上で。



作ってる側が伝えたいことはわかるけれど、そういうメッセージを組み込みたいんだったら、見る側に考える余地を残すべきですよ。
一方的に、しかもこっそり脳裏にしみこませるのは、絶対、許せん。

双方向のコミュニケーション求めてる作品って感じはしなかったね。



攻殻のイメージでアニメ見すぎなんかも。