軌道が必要なのは、実はメリット


ばたばたしながら帰省の交通手段選んでたんだけど、鉄道の、物理的な軌道が必要っていう点、視点によってはメリットじゃないかという気がする。


制約から来るさまざまな静。
軌道の静的な部分が、軌道が存在しない場合に加わる自由度を削ぎ落としてくれることで、利用者・管理者双方の手続きを簡略化している。
これは安定性ともダイレクトに繋がる。


空でそれをやるのが無理というのが厳しいところ。


航空管制なんかでは電磁的に軌道を指定してんだろうけれど、まだまだモノとして存在する軌道には及ばないね。


そう考えると、航空会社のオペレーションは実はものすごい知の集合と言える。
あんなにふわふわしたものを、あそこまで静的に扱えてしまうという事を実現する知。


それを駆使してもやはりまだまだ、鉄道のあの、「いきなり乗れる」感の前では太刀打ちできない。
日本のような国土規模では、物理的軌道が存在しないことのメリットよりも、デメリットの方が強調されてしまう。



航空業界は少なくとも日本の空では、まだまだ鉄道を追い越せそうにない気がします。


帰省手段を検討する中、便数が新幹線より圧倒的に少ないせいで、悉く◆(キャンセル待ち)になってしまうあたりに、現状での限界を見た気がする。