おじさんの進む道
院に行くことは決めた。
しかし、どこに進むべきか。
いまだにわからん。
物理も考えたし、数学も考えたし、芸術も考えた。
まったくわかんない。
どうしたらいいいんだろう。
勉強をなんとなく続けているけれど、果たして、それが自分のするべき事なんか、たまに疑問が浮かぶ。
正直、あまり楽しくやってないのかもしれないな。
キッタネー絵とかキッタネー譜面書いてる時の方が楽しんでるのかも…
とか考えてると、理工学系からも比較的受け入れていそうな IAMAS とかなんかなとか思う。
果たしてそこに自分が受け入れられるのかっていう疑問は消えないけれど。
横断的な芸術に対する興味は、ある。
技術と芸術をあわせてみたい!っていう欲求がある。
しかし、実績はない。
今まで、物理に縛られすぎたのかもしれない。
なんとなく、物理を離れることに対する罪悪感がある。
就職してる奴もおんのに、なんと自己を掴めていないことか…
言えるのは、もっと自分を磨きたいって気持ちがあるということだけ。
そして、物理のほうは自分の限界がうすうす見えているような気がしているって事も…
すると、芸術とかほざいてんのはただの逃避だなって感じもするし。
なんだろ、おれの院に行く動機ってのは、納税者の理解を得られるものではないような気がする。
自分を磨きたいんなら私費でやれって感じだよな。
卒業後、社会に貢献します、とは今の段階で全く断言できないし…。
なんか中高生みたいですね。
ああ、情けなや。
はいはい、風呂入ってまたぐだぐだ考えてましたよ。
美術が強いところだと間違いなくデッサンとか実技が入ってくるから、はっきり断言できる。入れないね。
音楽が強いところだと間違いなく楽典・聴音が入ってくる。
これなら可能性はある。
しかし、専門の実技がどう考えても厳しすぎる。
まともに先生につかないでできる、ってのはどう考えてもムリ。
だいたい、そんな短期間にホイホイ身につくようなもんじゃない。
死ぬ気でやってんのを見た…。
興味があるのは、純粋な美術や音楽ではなくて、それを要素に持ちつつ、なおかつ今までにない形で融合したもの。
たとえば…っていうふうに文字にするのが難しいけれど、形にして提示されると、納得せざるを得ない、そういうもの。
わかりやすくいうとデジスタに出てくるようなやつ…になるのかな。
数多あるの事象の根本、例えば物理のような『不変の原理(誤謬があるな…)』を内在したもの。
しかし、果たして自分がその原理を理解しきれているのか。
全てを理解することは、そもそも物理がまだ完成されていないことからもわかるように不可能なんだけれども、なにかを表現するのに必要な最低限を理解しているのか。
絶対まだまだ足りない。
つまりは今の段階でそちらに進んでも、かたちを為すことが出来ないんじゃないか?
物理にしろ数学にしろ芸術にしろ、全てを包むものをつくってみたい。
その表現形態に数式を使うか、プログラムを使うか…要は手段の違い。
とすると、今の段階で道を違えることはまだ早いんじゃないか?
しかし、入試は夏。
願書はその前。
時間は残っていない。
経済的事情はどうか。
どう考えてもぐだぐだ無収入を抱える余地はない。
やるなら、親の収入があるいましかない。
親に頼るあたりでもう働いた方がマシな気もする…
マシ、というか、親が死ぬ気で稼いだカネを将来の保証もない人間が使うのはどうか。
収入ってことを考えると、果たして卒業後にまともな職にありつけるのか。
このままの道を辿れば、自分にはお釣りが来るくらいのところにありつく機会がある。
しかし、違う方面にいったなら…たぶん厳しいな。
学歴ないとどんだけ実績残してもカネもらえないのが、世の中なんだよな。
おれがガッコ行けてんのも、親が援助してくれたからで、なんで援助してくれてるかっちゅーと、きっと学歴で苦労したから。
違う方面に行っちゃったら、はっきり言って裏切りやな…
orz が目に浮かぶ。
というか、実際問題、家計がヤバい。
…なんかこう考えると、凄い受動的選択をすることになる。
そういう決断の仕方は、絶対後悔するのだけは確実やな…
いかん。激しくイカン。
早く、こたえ見つけないと…
しかしあれだな。
社会ってのは悉く不平等だね。
国公立大学に通う学生の親を見ていて、身に沁みてわかった。
どう考えても、小中学生時代の同級生の家庭の所得よりも、水準が著しく上。
なかにはおれやそれに似た家庭もある。
でも平均とったなら、軽く上回っちゃうんだろうな。
ま、そもそもこの場合相加平均が激しく意味をなさないって事もあるけど。
なんだろ、なんで学生なのにベンツとか乗ってんですか、○○くん。
おっと、ひがみが出ちゃいましたよ。ハハ
まあ極端な例はおいといて、一部上場企業に勤めていたり、教員だったり、収入がいわゆる中流(この言葉も不確かだな)より多い人が、多いのはいえると思うよ。
ボーナスとか、縁のないひとのことを想像できますか?
なんか、労組持ってる企業とかあるいは教職員組合とかがいろいろ頑張ってるのみると、なんだかなぁ…って思いは拭えない。
特に、公務員がなんたらかんたらしてるのは、ね…
公僕って、僕って、「奉仕する」って意味なんだよね?
公務員って、ひとくくりでまとめちゃうともんのすごいまずい気はするけれど、痛いなぁって思う人が多いのは確か。
低所得と高所得の間には壁があって、その壁が何代もの間続くってのはある程度真なんじゃないかなぁ。
おれの周りが特殊だとは、思えない。
そういうの、良くないとおじさんは思うんですよ。
死ぬ気で、ていうか本気で死にそうになって働いてるのに、低収入な人を見てると、いろいろ思いますよ…
『能力がないから』
ほんとうにそうかな?
それだけが、要因?
とか考えてると、他に責任転嫁してるな。
危険…
しかし、高所得者が社会体制にあける重要なポジションを占めている今の日本社会においては、なかなか改善されないんだろうな。
天下りとかなんか、まさにその象徴だよね。
ひとを治めるやつってのは、まず第一に徳がないとダメだよ。
そういや、森前総理が「議員宿舎が出来ないと家がなくなって困るんですよ〜ゲヘゲヘ(一部脚色あり)」みたいなんを聞いて「いまそこで死ね」、と思ったね。
お前の家がないことなんか知ったこっちゃねー。
政治家でしょ?
自分の家にホームレスの人たち住まわせるぐらいやれよ。
そんぐらいしないとおじさんの怒りはおさまりません。
ま、おじさんが怒ろうがどうでもいいですか、はい、そうですね。
しかしこのゴミグズは、日本中でリストラされて金なくなって家を売っている人が、たっくさんいることを知っていなければならない立場にいながら、こういうことを言えちゃうんだから、おじさんどきどきします。
森ハアハア
なんだよ、おまえ、おまえ、おまえ。
おまえはおれのこころをかきみだす…
なんだ、なんなんだ……ッ!
で、ここでおじさんの持論が炸裂しますよ。
ゴーマンかましますよ。(断りますけどよしりん信者じゃないですよ!)
政治家は無給!
どうですかね。
本気で人のためになりたいんだったらそれでやれよ、な。
本気で国民が、「あの人は私たちのために働いてくれてる」ってなったら、金なんかなんぼでも集まるって。
あれ、逆に汚職の温床になりそう?
でも、そんぐらいの覚悟がないひとは政治に手を出しちゃダメだって。
自分を律することが出来ない人が、なんで他人に関わることを決定できるの?
すごい歪んでると思う…
あー、えっと、なんの話してたんだっけ?