サクラ、サク / 藤原 和博

サクラ、サク

サクラ、サク


中学一年生の主人公が校長という役を演じる中で気づくことを寓話的に纏めた本。
ものすごく平易で文字数が少なく、あっと言うまに読み終えられる(早い人なら15分ぐらい)のに、そこには普遍的な真理が敷かれている。


中学生あたりが読むと、面白いんじゃなかろうか。
大人が読むとどうしても実務的な視点から読んでしまうけれど、もっと上位の視点から眺めた方が面白そう。


文字として書き起こされる問題以外にもたくさんの問題がちりばめられていて、問題解決に当たってじっくり背景などを考察する研修なんかで、良い資料になると思う。