「ロミオの青い空」と「黒い兄弟」
いろいろ気がついたことがあった。
まず名前が違う。
調べてみたら、どうも鶴の一声で「ジョルジョ」から「ロミオ」に変わったらしい。どうなんだろう、それ…
でも拗音が続くと日本人には発音しにくいから、ロミオの方が良いかもしれないなぁ。
それから、アルフレドの比重が全く違う。
アニメはアルフレドとロミオの友情に多くが割かれ、死の演出もかなり手が込んでいた。
アニメでは、早朝のサン・バビラ教会で息を引き取った気がする。
ロミオは泣き崩れ、アルフレドは美しく儚くこの世を去り、子供ながらにかなり泣いたような。
どっこい原作ではかなりあっけなく死んでしまう。
今思うと、アニメはちょっとエンターテイメントに振り切れていて、リアリティに欠ける気がするので、原作本の方が好みかも知れない。
あと、アニメではおかみとアンゼルモがかなり「かわいらしく」なっていた。
原作はもう、いじめというより、壮絶な虐待である。
流石にあの枠では原作のまま脚本立てられんよなぁ。
そういえば、アニメは明示的に解放される話はなかったかも。
最後にはビアンカと息子と共に、故郷で教師となった姿で終わったけれど。
最後に気づいたけれど、原作はイタチ?の「ピッコロ」いない!!
ロミオの肩に乗っているカワイイ奴で、思えば、あいつのおかげでかなり陰鬱さが軽減されていたような。
ロミオとの他愛のない絡みが普通に好きだったな。