生物学再試

さすがに通ったでしょ。

ていうかさ、生物学は二人の先生が担当するんだけれど、本試ではなんか異常に、そのうちの一人の先生が作った問題が解けなかった。
同じくらい勉強したのになんでかなぁと思ってたら、最後の授業で「テストに出す問題」を配布してたことが判明。
そら、しゃあないな…_| ̄|○
今回はなんとかそれも勉強して乗り切った。

「広島・長崎で被曝した方が目立った外傷もなく、数週間後に亡くなることがよくあった。その理由を類推せよ」という問題が興味深かった。
おそらく、

  • 若い上皮細胞が放射線によってDNAが修復不可能な損傷を受けたために、G1チェックに引っかかってアポトーシスした
  • それほど損傷を受けず生きながらえていた上皮細胞が、寿命をむかえる
  • にもかかわらず若いうちにアポトーシスしたために、成熟した細胞が供給されない
  • 出血
という感じだと予想。
どうか。

とりあえず、半年生物学やって面白かったので、後期もとろうかな。
いろいろ身に付くことはあると思う。
化学や物理の話が意外に出てきて、興味深かった。
それに、神経回路の数理モデル化なんかはうちの学科でもやってることで、直接的に関係してくるかも知れない。
脳とか神経を数理的に解析するのが結構今流行ってるみたい。
奈良先端科学技術大学院大学とかでは人間の感覚器官をいかに解析するかってのにアツい印象あるんだけれど、そういう研究もしてるのかもね。
願書と要項取り寄せて調べてみようかな。
友達は生物工学的なことをやってるけど、ちょっとおもしろさが分かった。

個人的には先生が凄く良かったと思う。
人数が少ない大学はやはり、教員と学生との距離が近いというか、教員の意識が学生に寄っているというか、先生の研究室(近いけど他大学)に質問の際にいろいろ教えてくれて楽しかった。


あ、「セントラルドグマ」の意味がやっと分かった…
DNAからm-RNA、その他RNA等々通じてタンパク質を合成、一次構造・二次構造・高次構造…と繋がる流れがかっこよすぎ。
すごいな。
あの辺を論理的にごまかしなく説明出来るようになったのは、大きな収穫。
人に訊くと、分かってないというか、表面上でとらえてる人が多いような。
「えっとねー、DNAから『転写』してー、さらに『翻訳』するんだよー」
で終わり、みたいな。
そういうの聞くと、DNAは四種の塩基しかないのにどうして20種のアミノ酸を作れるの?どういう対応してんの?とかいろいろ突っ込みたくなる。

二次構造あたりは高校化学のタンパク質の所でやったけれど(αヘリクッスとβシート)高次構造はやらなかったな。
で、話戻して、大学入ってエヴァ見たけれど、大概キモいアニメだと再確認。
形而上生物学って…ね…?
形而上学はあんま好きじゃないな。
理解出来てないから、嫌いなのかも知れない。
夏にでも本読んでみるかな。
理解出来るか?